耐震性
皆さんは、過去日本で発生した大地震を覚えているでしょうか。
人間の脳は優秀なもので、嫌な記憶は徐々に消えていってしまいます。
しかし、建築の業界に身を置くものとしてはそれらの惨事を決して忘れることはできません。
例えば、阪神淡路大震災、3.11の東北震災、記憶に新しいもので言えば熊本の震災がありました。
これらの震災によってたくさんの方の命が失われ、また家を失いました。
ご遺族の辛いお気持ちは元より、震災によって命を失くした人たちの多くは『人を守る』はずの家に
押しつぶされました。
被災地を巡り、廃墟となってしまった家々を見た時、
私がもっと多くの人に正しい家づくりを広められていたらと、自分の無力を思い知りました。
本当によい家はこのような大きな地震であっても住まう人を守り、また生活を守ります。
日本の建築業界には自信に対する間違った常識がたくさんあります。
それは長期優良住宅や耐震等級などの法律においても同じです。
いかに耐震等級の『数字』が高かろうと、惨事から住まう人を守れなくてはただの飾りです。
経営においての数字は絶対的なものですが、こと環境においては結果が全てです。
地震の被害から住まう人を守れて初めて、耐震性を証明できるのです。
東北で建てられた家も、熊本で建てられた家も、今回の未曽有の大地震において1ミリのヒビすら入ることなく
住まう人を守ることができました。
あなたの家族のため、知人のため、何よりもあなた自身のために、本当によい家づくりを知ってください。